以前に教えていただいた文章です。
一つの里に念仏の教えが聞こえて来た。そして、それまで仏法からはじかれていた民衆ひとり一人に、自ら歩むことのできる仏道がはじめて開かれた。その時、民衆は感激しただろう、うれしかっただろう・・・。そして、その時思ったはずだ。この大切な教えを一人で聞くのはもったいない。一人でも多くの人と一緒に聞いていきたい。そこにご本尊を迎え、念仏の道場ができて来た。そして、そこに留守番をしてご本尊のお給仕をする人が必要になった。多くの人たちは食べいていくのに精一杯で、そこに住んでご本尊のお給仕をしている暇がない。そこで、里の中の一人の人を選んでそのことを託した。あなたはここに住んで下さい。あなたの生活は私たちが守る。だからあなたは、ここでご本尊のお給仕をして仏法の勉強をしてほしい。そして、その学んだことを私たちに伝えてほしい。これが真宗寺院の始まりだったんだ
(仲野良俊)
お寺に身を置く者として肝に銘じなきゃならん言葉ですね。なまんだぶ